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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻8号

1977年08月発行

今月の主題 癌治療の最前線

グラフ 放射線療法

新しい放射線療法—ラジウムに代わる密封小線源—とくにイリジウムワイヤーについて

著者: 重松康1

所属機関: 1阪大放射線科

ページ範囲:P.1106 - P.1107

文献概要

 Ra管やRa針による腔内照射や組織内照射は,超高圧放射線による外部照射の技術の著しく進歩した今日でも,子宮頸癌や口腔癌の治療には重要な役割を果たしているが,その手技に熟練を要することや術者の被曝の問題などがその利用頻度の低下に結びついていることは否めない.その解決のために,よりエネルギーの低い線源の開発と,あらかじめ導管を装着しておいてのち実線源の充填に移る,いわゆる後装填法(afterlcading method)の利用が進められてきたが,本稿では,阪大放射線科で1973年以降日常の治療に組み入れられてきた192lrワイヤーの後装填法を,口腔癌の例を中心に紹介しておく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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