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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻8号

1977年08月発行

文献概要

今月の主題 癌治療の最前線 問題となる癌の治療の実際

胃癌

著者: 田口鐵男12

所属機関: 1阪大微研 2阪大外科

ページ範囲:P.1142 - P.1143

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外科治療の原則
 胃癌の治癒は手術以外の方法ではいまだ得られないので,早期発見,早期治療の原則に立って,積極的に手術を行うことが肝要である.
 ひるがえって,わが国における胃癌による死亡の現状をみると,相変わらず全悪性腫瘍死亡の約40%を占めている.確かに,全国の大学その他大病院の外科からの発表では早期胃癌の割合が増加し,手術治癒率の向上が発表されているが,全国的にながめると,大部分(約85%)は進行胃癌であり,かつ,その切除率も75%前後ではないかと推察される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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