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文献概要
今月の主題 癌治療の最前線 問題となる癌の治療の実際
急性白血病
著者: 山田一正1
所属機関: 1名大第1内科
ページ範囲:P.1148 - P.1151
文献購入ページに移動はじめに
白血病,とりわけ急性白血病の治療は,①薬剤の開発,②薬剤の生化学的ならびに白血病細胞の細胞回転の立場からの作用様式とそれらに基づく投与方法の臨床的検討,③最大限の殺細胞効果発揮のための強力な化学療法に欠かせぬ補助療法の進歩,④免疫療法,骨髄移植などの新しい治療手段の応用などの諸要因によって再現普遍的な寛解導入,数量的生存期間の延長および年次的5年生存例の増加が得られ,完全治癒を想到せしめる症例も得られるようになった.
以下に,成人急性白血病の治療の現況につき,筆者らの成績を中心に述べる.
白血病,とりわけ急性白血病の治療は,①薬剤の開発,②薬剤の生化学的ならびに白血病細胞の細胞回転の立場からの作用様式とそれらに基づく投与方法の臨床的検討,③最大限の殺細胞効果発揮のための強力な化学療法に欠かせぬ補助療法の進歩,④免疫療法,骨髄移植などの新しい治療手段の応用などの諸要因によって再現普遍的な寛解導入,数量的生存期間の延長および年次的5年生存例の増加が得られ,完全治癒を想到せしめる症例も得られるようになった.
以下に,成人急性白血病の治療の現況につき,筆者らの成績を中心に述べる.
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