文献詳細
文献概要
今月の主題 癌治療の最前線 問題となる癌の治療の実際
悪性リンパ腫
著者: 木村郁郎1 大熨泰亮1
所属機関: 1岡山大第2内科
ページ範囲:P.1152 - P.1155
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III,IV期の悪性リンパ腫の治療の中で化学療法は第一選択の治療法であり,最近では有効な薬剤を組み合わせた多剤併用療法によって多くの症例が完全寛解に導入され,社会復帰しながら延命が可能となってきた.本稿では,現在,悪性リンパ腫治療の主流をなす多剤併用療法について解説を加えるとともに,本疾患の治療経過の観察と化学療法による副作用のチェックに必要な臨床諸検査のあらましについて述べてみたい.
III,IV期の悪性リンパ腫の治療の中で化学療法は第一選択の治療法であり,最近では有効な薬剤を組み合わせた多剤併用療法によって多くの症例が完全寛解に導入され,社会復帰しながら延命が可能となってきた.本稿では,現在,悪性リンパ腫治療の主流をなす多剤併用療法について解説を加えるとともに,本疾患の治療経過の観察と化学療法による副作用のチェックに必要な臨床諸検査のあらましについて述べてみたい.
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