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文献詳細

雑誌文献

medicina14巻8号

1977年08月発行

文献概要

内科臨床に役立つ眼科の知識

バセドウ病の眼症状

著者: 松井瑞夫1

所属機関: 1日大眼科

ページ範囲:P.1188 - P.1189

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 バセドウ病の眼症状としては,甲状腺腫,心悸充進とともに眼球突出が,"メルゼブルグの三徴"の1つとして有名であるが,このほかにもいろいろな眼症状がある.一方,バセドウ病が甲状腺の機能障害と密接な関係をもっていることは確実であるが,現在では,バセドウ病の眼症状とされていたものが正常甲状腺機能をもったものにも出現するなど,いろいろと複雑な状況が明らかにされている.すなわち,euthyroid exophthalmosやophthalmic Graves' diseaseといった概念が提唱されているのである.しかし,いずれにしろ,現在でも眼症状を契機としてバセドウ病が発見されることも稀ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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