icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻9号

1977年09月発行

文献概要

今月の主題 浮腫と臨床 浮腫患者のみかた

臨床検査のすすめかた

著者: 高光義博1 阿部裕2

所属機関: 1阪大第1内科 2阪大内科

ページ範囲:P.1220 - P.1222

文献購入ページに移動
はじめに
 浮腫は細胞外液,とくに組織間液の病的に増加した状態をいうが,その分布状態より局所性浮腫と全身性浮腫に大別され,それぞれ種々の原因が存在する.このような各種の浮腫を鑑別するには基本的には表1のごとき過程で診断を進めればよい.病歴,理学的所見などよりある程度の鑑別は可能であるが,確定診断には尿,血液の生化学的検査,各臓器の機能検査などが必要である.以下,全身性浮腫を鑑別するための諸検査を第一次検査(スクリーニングテスト)と第二次検査(臓器別検査)に大別して,その大要を解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?