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今月の主題 浮腫と臨床 グラフ
目でみる浮腫—内分泌疾患
著者: 入江実1
所属機関: 1東邦大第1内科
ページ範囲:P.1234 - P.1235
文献購入ページに移動 内分泌疾患のなかで,最も浮腫と関係のあるものは甲状腺機能低下症の時の皮膚所見である粘液水腫myxedemaである.粘液水腫は本症の極めて特徴的な所見であるため甲状腺機能低下症の代わりに病名として用いられているほどである.これは皮膚にムコ多糖類の沈着があり,それが親水性であるために浮腫状となるものであるが,他の多くの場合の浮腫にみられる圧痕性浮腫(pitting edema)でなく,検査の指による圧迫で圧痕を残さない非圧痕性浮腫(non-pitting edema)である.
全身の皮膚にこのような変化は起こるが,顔貌は極めて特徴的で,図1にその典型的な例を示す.
全身の皮膚にこのような変化は起こるが,顔貌は極めて特徴的で,図1にその典型的な例を示す.
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