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今月の主題 浮腫と臨床 女性と浮腫
特発性浮腫
著者: 木村時久1 松井邦昭2 太田耕造2
所属機関: 1東北大第2内科 2東北大内科
ページ範囲:P.1268 - P.1271
文献購入ページに移動特発性浮腫とは,肝性,腎性,心性,アレルギー性疾患,甲状腺機能低下,または亢進症,栄養障害,静脈血栓症,閉鎖性リンパ管疾患,およびNa貯留作用のある薬剤(フェニールブタゾン,レセルピン,トリメサゾン,エストロゲン,メチルドーパ)に関係のない成人女性に特有な全身性浮腫をいう.
本症の浮腫は体位の影響を受けやすく,立位で増強し,安静臥位で軽減または消失する.浮腫は月経周期とは関係なく生ずることが多いが,,月経前にのみ増強して周期的に生ずる場合もある.これはperiodic or cyclic edema(周期性浮腫)と呼ばれる.
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