icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina14巻9号

1977年09月発行

今月の主題 浮腫と臨床

女性と浮腫

特発性浮腫

著者: 木村時久1 松井邦昭2 太田耕造2

所属機関: 1東北大第2内科 2東北大内科

ページ範囲:P.1268 - P.1271

文献概要

はじめに
 特発性浮腫とは,肝性,腎性,心性,アレルギー性疾患,甲状腺機能低下,または亢進症,栄養障害,静脈血栓症,閉鎖性リンパ管疾患,およびNa貯留作用のある薬剤(フェニールブタゾン,レセルピン,トリメサゾン,エストロゲン,メチルドーパ)に関係のない成人女性に特有な全身性浮腫をいう.
 本症の浮腫は体位の影響を受けやすく,立位で増強し,安静臥位で軽減または消失する.浮腫は月経周期とは関係なく生ずることが多いが,,月経前にのみ増強して周期的に生ずる場合もある.これはperiodic or cyclic edema(周期性浮腫)と呼ばれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら