文献詳細
ブライマリー・ケアの実際
文献概要
はじめに
腹部外傷の初診,初療で大切なことは,腹部内臓損傷の有無,どの臓器損傷なのか,他の器官や部位の損傷の有無などの判定とともに,手術が必要かどうか,そのタイミングについて判断して,手術を念頭におきながら初療にあたっていくことである.むやみに鎮静剤や鎮痛剤を使用して手術時期を遅らせたり,効果のない止血剤の投与をしたりしない注意が肝要である.以下,これらの点について述べていきたい.
腹部外傷の初診,初療で大切なことは,腹部内臓損傷の有無,どの臓器損傷なのか,他の器官や部位の損傷の有無などの判定とともに,手術が必要かどうか,そのタイミングについて判断して,手術を念頭におきながら初療にあたっていくことである.むやみに鎮静剤や鎮痛剤を使用して手術時期を遅らせたり,効果のない止血剤の投与をしたりしない注意が肝要である.以下,これらの点について述べていきたい.
掲載誌情報