文献詳細
文献概要
今月の主題 急性期脳卒中の臨床 救急時の取り扱いかた
意識障害時の救急処置
著者: 入野忠芳1
所属機関: 1阪和病院脳卒中診療部
ページ範囲:P.13 - P.15
文献購入ページに移動はじめに
脳血管障害の症状は一般に意識障害あるいは運動障害に代表されるが,とくに救急診療の対象となる症例においては強い意識障害を伴っている場合が多い.実際上,急性期脳卒中患者を患家先や診療所などの検査設備の不十分な状況で診察するような場合では,脳卒中患者としてよりもむしろ意識障害患者として対処せざるを得ないことが少なからず経験される.したがって,意識障害を伴う脳卒中患者の救急時の取り扱いに際しては,意識障害患者全体をいかに診断,治療していくかという観点に立った知識が必要である.
脳血管障害の症状は一般に意識障害あるいは運動障害に代表されるが,とくに救急診療の対象となる症例においては強い意識障害を伴っている場合が多い.実際上,急性期脳卒中患者を患家先や診療所などの検査設備の不十分な状況で診察するような場合では,脳卒中患者としてよりもむしろ意識障害患者として対処せざるを得ないことが少なからず経験される.したがって,意識障害を伴う脳卒中患者の救急時の取り扱いに際しては,意識障害患者全体をいかに診断,治療していくかという観点に立った知識が必要である.
掲載誌情報