文献詳細
文献概要
今月の主題 急性期脳卒中の臨床 検査
脳循環測定
著者: 額田忠篤1 多田邦彦1
所属機関: 1阪大第1内科
ページ範囲:P.40 - P.42
文献購入ページに移動はじめに
—般論として,臨床検査の意義は,疾患の診断・治療に直接的に結びつく情報が得られるという点にあらねばならない.しかし,臨床検査としての脳循環測定は,現時点では診断・治療面への貢献よりも,病態解明への志向性が大きいといわざるを得ない.本稿では,脳卒中(CVA)急性期における局所脳循環測定について,その歴史と知見の概要を述べ,CT scanをはじめとする優れた各種臨床検査法にては果たせ得ない役割を担う可能性への展望を述べたい.
—般論として,臨床検査の意義は,疾患の診断・治療に直接的に結びつく情報が得られるという点にあらねばならない.しかし,臨床検査としての脳循環測定は,現時点では診断・治療面への貢献よりも,病態解明への志向性が大きいといわざるを得ない.本稿では,脳卒中(CVA)急性期における局所脳循環測定について,その歴史と知見の概要を述べ,CT scanをはじめとする優れた各種臨床検査法にては果たせ得ない役割を担う可能性への展望を述べたい.
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