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今月の主題 人工透析か腎移植か 人工透析療法の現況
透析療法の適応と開始時期
著者: 中川成之輔1 寺岡次郎2
所属機関: 1東医歯大第2内科 2取手協同病院内科
ページ範囲:P.1402 - P.1403
文献購入ページに移動透析療法という用語が,広義に濾過法や吸着法も含めて用いられているのを最近みかける.これは誤りで,そういうときは代行療法substitution therapyとでも総称すべきであるが,その適応は表1に示すごとく,腎疾患以外の領域にも拡大されてきている,また,慢性腎不全に対する長期透析も,精神障害のないこととか悪性腫瘍のないことなどの条件を加えた考えがあったが,現在では,原則的にはいかなる制約もないと考えてよい.ただ疾患による特殊性はあるので注意を要する(「年齢や原疾患による特殊性」の項参照).
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