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文献概要
今月の主題 人工透析か腎移植か 腎移植の合併症
無腐性骨壊死
著者: 真角昭吾1
所属機関: 1北里大整形外科
ページ範囲:P.1454 - P.1457
文献購入ページに移動はじめに
腎移植の場合には長期間にわたる大量の免疫抑制療法が不可欠であるが,移植に成功し,長期生存例が増すに従って,免疫抑制剤に関連した晩期合併症が問題となってきた.
骨関節系では,この種の合併症として,大腿骨頭を中心とした無腐性骨壊死がある.この合併症が起こると,腎不全はよくなっても高度な関節機能障害のため,日常生活や社会復帰を著しく阻害し,また新たな苦痛を背負うことになる.
腎移植の場合には長期間にわたる大量の免疫抑制療法が不可欠であるが,移植に成功し,長期生存例が増すに従って,免疫抑制剤に関連した晩期合併症が問題となってきた.
骨関節系では,この種の合併症として,大腿骨頭を中心とした無腐性骨壊死がある.この合併症が起こると,腎不全はよくなっても高度な関節機能障害のため,日常生活や社会復帰を著しく阻害し,また新たな苦痛を背負うことになる.
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