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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻10号

1978年10月発行

文献概要

図譜・大腸内視鏡診断学

X.大腸隆起性病変—(3)大腸ポリープ

著者: 佐々木宏晃1 長廻紘1

所属機関: 1東女医大消化器病センター

ページ範囲:P.1489 - P.1491

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 "大腸ポリープ"という言葉は,臨床的には,一般にその組織型を問わず粘膜面からの限局性隆起を意味する(当然この中には粘膜下腫瘍も含まれるが,本稿では上皮性のものに限って使用する).しかしながら,その組織型により.臨床的な取り扱い(治療)はまったく異なる.すなわち,悪性化をきたす可能性のあるものでは,見つけ次第摘除する必要があり,悪性化の可能性のないものでは,出血,通過障害などの合併症をきたさない限り放置してもよい.
 大腸ポリープの分類は種々あるが,現在最も多く引用されるのはMorsonの分類1)であろう(表1).この分類は,悪性化するものとそうでないものとを明確に分けた点で,臨床的にも使いやすいものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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