文献詳細
Laboratory Medicine 異常値の出るメカニズム・10
文献概要
白血球数算定と正常値
流血中の白血球数は,現在多くの検査室では自動血球計数器を用いて測定されている.そのため,従来の目視法に比較して技術的変動が小さくなったが,それでも1.5〜2%程度の誤差がある.ただ,白血球数は以下に述べるようなさまざまな因子によって影響されるので,それらを十分考慮に入れて判定しなければならない.
採血部位 静脈血は毛細血管血よりも15〜20%程度低目になる.毛細血管血のうちでも,耳朶血では十分もんで血液循環をよくしてから採血しないと,初めに湧出する血液は濃縮していて随分高い数値となる.
流血中の白血球数は,現在多くの検査室では自動血球計数器を用いて測定されている.そのため,従来の目視法に比較して技術的変動が小さくなったが,それでも1.5〜2%程度の誤差がある.ただ,白血球数は以下に述べるようなさまざまな因子によって影響されるので,それらを十分考慮に入れて判定しなければならない.
採血部位 静脈血は毛細血管血よりも15〜20%程度低目になる.毛細血管血のうちでも,耳朶血では十分もんで血液循環をよくしてから採血しないと,初めに湧出する血液は濃縮していて随分高い数値となる.
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