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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻10号

1978年10月発行

文献概要

話題の新薬

PLP注(ゼリア新薬)

著者: 中澤三郎1

所属機関: 1名大第2内科

ページ範囲:P.1510 - P.1511

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薬理学的特徴
 Filatov(1933)に始まるBiostimulatorの概念が各種臓器製剤の抽出に発展し,胎盤エキス製剤についても各種の疾患に広く用いられている.ヒト胎盤を特殊な方法で処理して得られたPLP注は核酸様物質,蛋白体(グロブリン),ムコ多糖体,アミノ酸,ビタミン類を含んでいる水溶性物質で1管(2ml)中,ヒト胎盤水溶性エキス0.5mlを含有している.
 薬理学的作用としては肝ホモジネート,ミトコンドリヤおよびイーストなどに作用させた場合,著明な酸素摂取量の増大がみられる,本剤の肝ホモジネートの酸素消費量に及ぼす影響をWarburg検圧計を用いて調べてみると,対照に比して約3.5倍の著明な促進作用が認められた.すなわち,細胞および組織の酸化代謝に強力な促進作用を有するものであり,著明な組織修復作用がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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