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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻11号

1978年11月発行

文献概要

今月の主題 デルマドローム—内科疾患と皮膚病変 感染症

Subsepsis allergica

著者: 白取昭1

所属機関: 1市立札幌病院皮膚科

ページ範囲:P.1566 - P.1567

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はじめに
 Subsepsis allergica(以下S. a. と略)は1944年H. Wisslerにより提唱された症候群の名称であり,同義語としてSubsepsis hyperergica,Wissler. Fanconi症候群がある.しかし,このものが独立疾患であるか否かは論議のあるところで,Wissler自身も他疾患との鑑別は困難であるとしている.ともあれ,症状がsepsisに似てはいるが,流血から菌が証明されないことからsubsepsisと呼び,これらの症状を惹起するにあたって,allergyまたはhyperergyが主役を演じているものとの考え方に基づいて提唱された症候群と理解される.
 本症がいかなる症状を呈するのか,いかなる場合に本症が疑われるのか,といった点について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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