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今月の主題 デルマドローム—内科疾患と皮膚病変 消化器疾患
HB抗原血症と皮膚変化
著者: 斉藤隆三1
所属機関: 1北里大皮膚科
ページ範囲:P.1586 - P.1587
文献購入ページに移動はじめに
B型肝炎ウイルス(HBV)の感染では,急性感染と持続感染とがみられ,急性期では,全身倦怠感,嘔気,嘔吐,発熱,右季肋部痛,そして黄疸など肝炎の症状がみられるほかに,抗原抗体反応によると考えられる肝外病変(extrahepatic manifestation)をきたすことが知られている1).
HBVに関連した抗原抗体系にはsurface antigenであるHBs抗原・抗体系,core antigenのHBc抗原・抗体系,そしてe抗原・抗体系の3つがあり,BlumbergらのAu抗原はHBs抗原に相当している.血清HBs抗原はHBV感染後3〜6週で通常陰性化し,その前後よりHBc抗体がみられ,HBs抗体は6ヵ月前後になり認められるようになる.
B型肝炎ウイルス(HBV)の感染では,急性感染と持続感染とがみられ,急性期では,全身倦怠感,嘔気,嘔吐,発熱,右季肋部痛,そして黄疸など肝炎の症状がみられるほかに,抗原抗体反応によると考えられる肝外病変(extrahepatic manifestation)をきたすことが知られている1).
HBVに関連した抗原抗体系にはsurface antigenであるHBs抗原・抗体系,core antigenのHBc抗原・抗体系,そしてe抗原・抗体系の3つがあり,BlumbergらのAu抗原はHBs抗原に相当している.血清HBs抗原はHBV感染後3〜6週で通常陰性化し,その前後よりHBc抗体がみられ,HBs抗体は6ヵ月前後になり認められるようになる.
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