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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 I.救急車で運ばれてくる重症患者の処置

熱傷—広範囲熱傷の初療を中心に

著者: 辺見弘1

所属機関: 1日本医大救命救急センター

ページ範囲:P.1750 - P.1753

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はじめに
 筆者らの施設では本年3月までの過去3年間に114例の広範囲熱傷(平均熱傷面積44.3%SD±15.2%)が入院した.その死亡率は30.3%ときわめて高く,死亡例のほとんどが50%以上の熱傷例に限られた.輸液の公式を厳密に適応した初期のミスを除いては,hypovolemic shockによる死亡はなく,そのほとんどがショック離脱後の感染に原因した.熱傷の病態は単に局所的だけでなく全身的な変化が著しい.治療に先立ち病態の理解が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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