文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
II.循環器疾患 1.うっ血性心不全の治療
文献概要
ジギタリス不応性心不全の定義
字義通り解すれば,ジギタリス剤に反応しない心不全である.しかし,ジギタリスのみで心不全の治療を行うものではないから,ジギタリスだけで心不全が軽快しないからといって,その心不全に特別な意味づけをする必要があるとは考えられない.
通常の心不全の治療法,すなわち①原疾患の治療,②機械的負荷の減少,③心筋収縮性の増加,を正しく行ったにもかかわらず,軽快しない心不全に対してintractable or reftactory heart failureの名を与えるが,これをジギタリス不応性心不全と同義にとるべきであろう,考えうる,あらゆる治療法を行っても反応しない心不全をrefractory heart failureと呼ぶ場合もあるが,このような心不全にはもはや治療法はない.
字義通り解すれば,ジギタリス剤に反応しない心不全である.しかし,ジギタリスのみで心不全の治療を行うものではないから,ジギタリスだけで心不全が軽快しないからといって,その心不全に特別な意味づけをする必要があるとは考えられない.
通常の心不全の治療法,すなわち①原疾患の治療,②機械的負荷の減少,③心筋収縮性の増加,を正しく行ったにもかかわらず,軽快しない心不全に対してintractable or reftactory heart failureの名を与えるが,これをジギタリス不応性心不全と同義にとるべきであろう,考えうる,あらゆる治療法を行っても反応しない心不全をrefractory heart failureと呼ぶ場合もあるが,このような心不全にはもはや治療法はない.
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