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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 II.循環器疾患 3.不正拍の治療

外来でみる期外収縮の対策

著者: 春見建一1

所属機関: 1昭和大藤が丘病院内科

ページ範囲:P.1784 - P.1785

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はじめに
 期外収縮は型premature contractionで表現されるように,正常に期待される時点より前で収縮が起こることをいうので,その収縮の起源の場所から,心房期外収縮,房室接合部期外収縮,心室期外収縮の3つに大別される.
 また洞期外収縮も存在するはずであるが,実地臨床上はあまり問題にならない.心房期外収縮は,心房頻拍,房室接合部頻拍,心房細動,心房粗動を誘発し,心室期外収縮は心室頻拍,心室細動を誘発するので臨床上重要視され,また治療の対象となる.しかし,同じ心室期外収縮でも発生状況,基礎疾患の状態では治療の対象にならないこともあり,また状態により使用薬剤の選択も異なってくる.以下,臨床上重要と思われる心房期外収縮と心室期外収縮について,その治療に関する私見をまとめてみたい.したがって,いくつかの重要な薬剤が記載されていないが,これは筆者自身経験がないためと御了解いただきたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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