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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 II.循環器疾患 5.高血圧の治療

本態性高血圧に対する降圧剤の選択

著者: 吉永馨1

所属機関: 1東北大第2内科

ページ範囲:P.1797 - P.1799

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はじめに
 高血圧の治療に当たって,二次性高血圧症を鑑別・除外することが大切である.二次性高血圧症は治療方針が違う.本稿では本態性高血圧症の治療についてのみ述べる.もっとも,慢性腎炎などに伴う高血圧は,二次性高血圧症ではあるが,本態性高血圧症に準じて治療される.
 次に降圧剤の選択を考えることになるが,ここでは外来治療の場合を考えよう.悪性高血圧や心不全を伴う高血圧など,極めて重症なものは入院加療が必要である.また,使う薬剤も特殊なものが多い.限られた誌面ですべてを述べつくすことはできないので,外来治療で繁用される薬剤について述べたいと思う.外来治療で用いる薬剤といっても,現在市販されているものだけでも100種を越えるほど多い.これらを適切に選択し,最大の治療効果をあげることは簡単ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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