文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
IV.消化管疾患 1.薬物療法のポイント
文献概要
はじめに
医療は古くから"痛みに始まり痛みに終わる"といわれている.
臭化メタンテリン(Robinson,Cusie 1950)に始まる一連の合成抗コリン剤(抗コリン作動剤)の出現は,疼痛を主訴とする腹部疾患の診療に画期的な進歩をもたらした,とくに近年開発された抗コリン剤は,本剤特有の副作用,視力障害,排尿困難,心悸亢進などがかなり軽減され,疼痛,蠕動運動,胃液分泌抑制作用が強力であるという利点をもっている.
医療は古くから"痛みに始まり痛みに終わる"といわれている.
臭化メタンテリン(Robinson,Cusie 1950)に始まる一連の合成抗コリン剤(抗コリン作動剤)の出現は,疼痛を主訴とする腹部疾患の診療に画期的な進歩をもたらした,とくに近年開発された抗コリン剤は,本剤特有の副作用,視力障害,排尿困難,心悸亢進などがかなり軽減され,疼痛,蠕動運動,胃液分泌抑制作用が強力であるという利点をもっている.
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