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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 IV.消化管疾患 2.問題となる薬剤の適応と注意
抗生物質
著者: 大貫寿衛1
所属機関: 1国際親善総合病院内科
ページ範囲:P.1884 - P.1885
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感染性腸炎 内科的消化管疾患で抗生剤による化学療法を行うものの大部分を占める.病原によって病像が異なり,また抗生剤の選択も多少違うが,考慮に入れるべき病原菌としては,①赤痢菌,②コレラ菌,③サルモネラ,④腸炎ビブリオ,⑤病原大腸菌⑥Yersinia,⑦Welch菌,ブドウ球菌その他,などがある.Virus性の下痢症は抗生剤療法の適応とならないので省略する.
腸結核 腸結核も腸管の感染症であるが,結核症という全身疾患の部分現象であり,一般に感染性腸炎という場合は急性の腸管の感染症を意味することが多い.
感染性腸炎 内科的消化管疾患で抗生剤による化学療法を行うものの大部分を占める.病原によって病像が異なり,また抗生剤の選択も多少違うが,考慮に入れるべき病原菌としては,①赤痢菌,②コレラ菌,③サルモネラ,④腸炎ビブリオ,⑤病原大腸菌⑥Yersinia,⑦Welch菌,ブドウ球菌その他,などがある.Virus性の下痢症は抗生剤療法の適応とならないので省略する.
腸結核 腸結核も腸管の感染症であるが,結核症という全身疾患の部分現象であり,一般に感染性腸炎という場合は急性の腸管の感染症を意味することが多い.
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