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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集

IV.消化管疾患 2.問題となる薬剤の適応と注意

抗生物質

著者: 大貫寿衛1

所属機関: 1国際親善総合病院内科

ページ範囲:P.1884 - P.1885

文献概要

適応症
 感染性腸炎 内科的消化管疾患で抗生剤による化学療法を行うものの大部分を占める.病原によって病像が異なり,また抗生剤の選択も多少違うが,考慮に入れるべき病原菌としては,①赤痢菌,②コレラ菌,③サルモネラ,④腸炎ビブリオ,⑤病原大腸菌⑥Yersinia,⑦Welch菌,ブドウ球菌その他,などがある.Virus性の下痢症は抗生剤療法の適応とならないので省略する.
 腸結核 腸結核も腸管の感染症であるが,結核症という全身疾患の部分現象であり,一般に感染性腸炎という場合は急性の腸管の感染症を意味することが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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