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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 IV.消化管疾患 3.患者に応じた投薬のコツ
下痢患者
著者: 川上澄1 斉藤吉春1
所属機関: 1弘前大第1内科
ページ範囲:P.1894 - P.1896
文献購入ページに移動下痢患者は一般に頻回の排便を訴えるが,下痢とはこのような排便回数の増加とは別に,糞便の性状から水分の含有量が75%以上に増加して,糞便が形を失った状態と定義される.そして,その程度によって,軟便,泥状便,水様便などに分類される.
ところで下痢は,腸疾患の際に最も多くあらわれるが,その他の消化器疾患,内分泌疾患,代謝疾患あるいは循環器疾患など,多くの原因疾患によってもあらわれる1).
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