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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 V.肝・胆道・膵疾患 3.肝硬変症の合併症と対策
腹水の治療法とその選択
著者: 井上十四郎1
所属機関: 1慈恵医大第1内科
ページ範囲:P.1968 - P.1970
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肝硬変症の腹水の成因としては,低アルブミン血症,門脈圧亢進症,肝類洞の透過性亢進,肝リンパの濾出,アルドステロン・ADHなど体液因子の異常,腎機能の低下などが考えられている.このように多くの因子が複雑に関与しており,まだ十分明らかでないにしても,肝硬変の腹水発生のメカニズムをよく理解し,適切な治療を行うことが大切である.
肝硬変症の腹水の成因としては,低アルブミン血症,門脈圧亢進症,肝類洞の透過性亢進,肝リンパの濾出,アルドステロン・ADHなど体液因子の異常,腎機能の低下などが考えられている.このように多くの因子が複雑に関与しており,まだ十分明らかでないにしても,肝硬変の腹水発生のメカニズムをよく理解し,適切な治療を行うことが大切である.
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