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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 V.肝・胆道・膵疾患 3.肝硬変症の合併症と対策

食道静脈瘤をどうするか

著者: 杉浦光雄1

所属機関: 1東大第2外科

ページ範囲:P.1971 - P.1973

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はじめに
 食道静脈瘤の証明された患者は症例によっては即刻手術をしたほうがよい場合,また肝機能障害の改善を待ちながら手術時期を選択する余裕のある症例,また食道静脈瘤を観察しながら外科的治療を加えないですませうる症例もときには存在しうる.食道静脈瘤に対する治療にしても現在の食道離断術1,2)を中心とする直達手術のほかに,食道内腔からの硬化剤注入法3),あるいは経皮経肝門脈カテーテル法による血栓形成を促進する薬剤の門脈内注入法4)など比較的侵襲の少ない治療法も試みられている現状である.予防的手術,待期的手術,緊急処置および緊急手術,術式の選択などについて記述をすすめてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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