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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 V.肝・胆道・膵疾患 3.肝硬変症の合併症と対策

糖尿病合併例の治療の要点

著者: 高岡善人1 三宅清兵衛1

所属機関: 1長崎大第1内科

ページ範囲:P.1974 - P.1975

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はじめに
 当科入院患者の統計で肝硬変症・糖尿病合併例は,近年増加傾向にあり,肝硬変患者330名の13.6%に糖尿病が,また糖尿病患者528名の8.5%に肝硬変が合併している.このうち大部分は空腹時血糖値が正常,ブドウ糖負荷で糖尿病型を示す軽症例であるが,なかには空腹時血糖値が150mg/dlをこえる症例もみられる.前者の場合には肥満者が多く,後者はアルコール常飲者に高率にみられる.
 肝硬変症,糖尿病ともに食事療法が治療の基礎となるので,両疾患が合併したときの治療も当然食事療法が中心となる.以下,治療前の検査,食事療法,インスリンの使用法,経口血糖降下剤の選び方,肝不全時の治療などについても述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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