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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 V.肝・胆道・膵疾患 5.肝・胆道治療薬

利胆剤はどのように使うか

著者: 奥村恂1

所属機関: 1福岡大第1内科

ページ範囲:P.1988 - P.1989

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胆汁分泌について
 肝細胞より分泌される胆汁は1日量で1,000mlにも達し,胆汁酸,ビリルビン,コレステロール,レシチン,糖質,無機質などを含んでいる.このうち重要な生理的機能をもっているのは胆汁酸で,あとは排泄物と考えられている.
 腸に達した胆汁酸は脂肪の乳化と膵液の脂肪分解を助け,脂肪類の消化と吸収に関与し,同時に脂溶性ビタミンA,D,E,Kなどの吸収にあずかっている.胆汁酸自体はきわめて閉鎖的な循環系(enterohepatic circulation)を形成していることは周知のとおりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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