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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 V.肝・胆道・膵疾患 7.膵疾患の治療

慢性膵炎にどう対処するか

著者: 八田善夫1 竹内治男1

所属機関: 1昭和大第2内科

ページ範囲:P.1998 - P.1999

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はじめに
 慢性膵炎の成因は,胆石症やアルコールが最も多く,ついで外傷,原因不明のものに分けられる.一方,その病型は,石灰化膵炎,非石灰化膵炎,あるいはその経過や軽重によって,慢性反復性膵炎(chronic relapsing pancreatitis),非反復性膵炎(nonrelapsing pancreatitis)に分けて考えられている.また日膵研診断基準に基づいて,確診例,疑診例などと呼ばれるが,疑診例の中に,いわゆる軽症型膵炎が含まれる.このような成因および病型の相互関連性について,そのすべてが明らかにされているとはいいがたい,しかし可能なかぎり,そのタイプ,および成因などの観点から検討される必要があり,本稿ではその基本方針について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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