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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 VI.内分泌疾患 1.間脳・下垂体疾患の治療

尿崩症治療の進歩

著者: 斉藤寿一1

所属機関: 1自治医大・内分泌代謝科

ページ範囲:P.2004 - P.2006

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はじめに
 下垂体後葉のアルギニンバゾプレシン(AVP)の欠乏に起因する尿崩症の治療としては,持続性AVP製剤であるタンニン酸ピトレッシンによる補充療法が長くもちいられてきたが,近年各種の経口尿崩症治療剤の使用が可能となり,本症治療は新たな局面をむかえた.さらに最近,Desamino-8-d-arginine vasopressin(DDAVP)が,点鼻剤として尿崩症治療にきわめて有効であることが示され,近い将来に,本症治療の第一選択となるものと考えられる.これらの現状をふまえて,諸種治療法の選択と組み合わせての方法が今後の重要な課題となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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