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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 VII.代謝・栄養障害 1.糖尿病の薬物療法
インスリン療法の適応と使い方
著者: 繁田幸男1
所属機関: 1滋賀医大第3内科
ページ範囲:P.2036 - P.2037
文献購入ページに移動インスリン療法の適応
糖尿病の薬物療法については,使用の簡便さから経口血糖降下剤が適応の範囲をこえて乱用されすぎているきらいがあるが,現在でもインスリン注射は薬物療法の基本であり,インスリンをどうしても使わなければならないという絶対適応の患者が少なくない.
まず糖尿病性昏睡やケトアシドーシスのような急性代謝失調の状態にあるもの,および有熱性感染症,外傷,外科手術などによりケトアシドーシスをきたすおそれのある場合はインスリン療法の絶対適応である.また不安定型糖尿病のように,血糖の動揺の激しい患者にはインスリン製剤の種類をうまく選択して使用しなければならない.
糖尿病の薬物療法については,使用の簡便さから経口血糖降下剤が適応の範囲をこえて乱用されすぎているきらいがあるが,現在でもインスリン注射は薬物療法の基本であり,インスリンをどうしても使わなければならないという絶対適応の患者が少なくない.
まず糖尿病性昏睡やケトアシドーシスのような急性代謝失調の状態にあるもの,および有熱性感染症,外傷,外科手術などによりケトアシドーシスをきたすおそれのある場合はインスリン療法の絶対適応である.また不安定型糖尿病のように,血糖の動揺の激しい患者にはインスリン製剤の種類をうまく選択して使用しなければならない.
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