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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 VII.代謝・栄養障害 1.糖尿病の薬物療法

インスリン療法の適応と使い方

著者: 繁田幸男1

所属機関: 1滋賀医大第3内科

ページ範囲:P.2036 - P.2037

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インスリン療法の適応
 糖尿病の薬物療法については,使用の簡便さから経口血糖降下剤が適応の範囲をこえて乱用されすぎているきらいがあるが,現在でもインスリン注射は薬物療法の基本であり,インスリンをどうしても使わなければならないという絶対適応の患者が少なくない.
 まず糖尿病性昏睡やケトアシドーシスのような急性代謝失調の状態にあるもの,および有熱性感染症,外傷,外科手術などによりケトアシドーシスをきたすおそれのある場合はインスリン療法の絶対適応である.また不安定型糖尿病のように,血糖の動揺の激しい患者にはインスリン製剤の種類をうまく選択して使用しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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