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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 VII.代謝・栄養障害 6.肥満とビタミン異常

肥満の治療

著者: 阿部達夫1

所属機関: 1東邦大第2内科

ページ範囲:P.2078 - P.2079

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はじめに
 食糧が豊富になるにつれて,わが国でも肥満のものが増加し,ことに中年以後の女性の肥満傾向が問題になっている.肥満は症候性肥満と単純性(体質性)肥満,調節性肥満と代謝性肥満,cellularityからhypertropic,hyperplasticおよびcombined typeといった分類がなされ,さらに最近,その病態生理の研究が進歩して興味をよんでいる.
 肥満の治療は摂取熱量(利用熱量)が消費熱量を下まわるようにすることである.そのためには,減食,運動ということになる.とくにこれといって目新しいことはない.薬物療法や手術療法(小腸の一部を短絡する)などはわが国ではほとんど行われていないといってよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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