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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集

VIII.神経・筋疾患 1.日常みられる神経症状の治療計画

めまい

著者: 吉本裕1

所属機関: 1帝京大耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.2090 - P.2094

文献概要

急性期(発作時)の治療のポイント
 めまいの急性期の治療に先立って,まず,めまいをきたした原因が何であるかを明らかにすることが大切であることはいうまでもない.しかし,激しいめまいに襲われている患者を前にして,まずなすべきことは,最小限の必要・十分な検査の後,とりあえずめまいを抑制する処置をとることである.そのあとに,めまいの原因を明らかにするため,精密検査を行うことになってもやむを得ない(好ましいことではないが).この点で急性期の診断と治療は慢性期,間歇期のそれとは異なる.なお,各時期の治療については表1に示した.以下,めまい発作中の患者に対する処置について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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