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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 VIII.神経・筋疾患 3.神経系治療薬の選び方

催眠剤

著者: 森温理1

所属機関: 1東邦大精神神経科

ページ範囲:P.2114 - P.2115

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催眠剤の種類
 催眠剤は化学構造の上からバルビツール酸系と非バルビツール酸系とに大別される.非バルビツール酸系催眠剤には古くはbromvalerylureaをはじめ種々のものがあり,最近では抗不安薬や抗精神病薬に属する構造式のものが出現しているが,とくにbenzodiazepine系催眠剤は現在最も広く使用されている(表).
 不眠症の型のうち,入眠障害を主とするものに対しては作用発現が速く作用持続時間の比較的短いnitrazepam,flurazepamなどbenzodiazepine系のものが最もよく使用されている.以前にはbromvalerylureaやcyclobarbital,pentobarbitalなどが用いられたが,依存性形成などのおそれが強いので,最近ではあまり使用されない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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