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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 X.血液・造血器疾患 2.白血病の治療

抗白血病剤の使い方—急性リンパ性白血病

著者: 山口潜1

所属機関: 1虎の門病院血液科

ページ範囲:P.2210 - P.2211

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はじめに
 急性リンパ性白血病(以下ALL)の治療方針は基本的には急性骨髄性白血病(以下AML)の場合と大差はなく,作用機序を異にした強力な4〜6剤の多剤併用投与が行われるが,一般にALLのほうがAMLよりも寛解導入が容易である.
 AMLの治療と比較した場合,ALL治療の特徴としては,①プレドニソロン(以下PSL)を比較的大量用いる(1日60mgぐらいまで),②ダウノマイシン(以下DM)はあまり大量用いない(他の抗白血病剤で完全寛解導入が比較的容易であり,DMは心筋障害・粘膜の潰瘍形成など副作用に重篤なものが多い),③L-アスパラギナーゼが有効である,などの点があげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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