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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 X.血液・造血器疾患 4.血液成分の輸血と骨髄移植

骨髄移植

著者: 服部絢一1

所属機関: 1金沢大第3内科

ページ範囲:P.2246 - P.2248

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はじめに
 ヒトの骨髄移植は1939年頃から血液学者にょり試みられ,以来幾多の試行と失敗とをくり返したが,①動物およびヒトの組織適合抗原HLAの解明とテスト法の開発,②移植拒絶やgraft versus host reaction(GVHR)に対する予防法・治療法の改善,③成分輸血,無菌室療法などの支持療法の開発,強化など,移植免疫学,遺伝学,血液学の緊密な協同研究により,1970年以降,骨髄移植の成功例が相次いで報告され,世界的規模の登録制が布かれ,今日では世界でおそらく500を越える症例が積まれるに到っている.その実際と現状を簡単に紹介しよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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