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文献概要
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 X.血液・造血器疾患 5.放射線および外科的治療
摘脾の適応
著者: 衣笠恵士1
所属機関: 1都立墨東病院
ページ範囲:P.2252 - P.2254
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脾は血球の崩壊処理の主たる臓器として,また自己免疫抗体の産生部位として,種々の血液疾患と深いかかわりを有する.
球状赤血球症(家族性溶血性貧血)では摘脾は絶対的適応となるほか,自己免疫性溶血性貧血,血小板減少性紫斑病では症状の改善が期待でき,同様の意味から再生不良性貧血に対しても摘脾が試みられている.
脾は血球の崩壊処理の主たる臓器として,また自己免疫抗体の産生部位として,種々の血液疾患と深いかかわりを有する.
球状赤血球症(家族性溶血性貧血)では摘脾は絶対的適応となるほか,自己免疫性溶血性貧血,血小板減少性紫斑病では症状の改善が期待でき,同様の意味から再生不良性貧血に対しても摘脾が試みられている.
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