文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
XI.腎疾患 2.問題となる腎炎の対策
文献概要
はじめに
先に筆者らは急性糸球体腎炎の遷延化の背景の検討を行い,感染の影響を述べた.また扁桃の病巣の検討も発表した.これらの成績とともに自験例を提示し,与えられた問題を考えたい.なお,ここでいう腎炎患者とは,急性糸球体腎炎の遷延例,遷延性(慢性)糸球体腎炎で,尿所見も軽く(尿蛋白0.5g/日,せいぜい1.0g以下,赤血球沈渣10〜20/HPF以下),尿所見以外臨床症状もなく,諸検査成績も正常範囲(大島のdormant stage,木下のsmoldering form1,2)に大体相当)のものとする.また,再発とは上記の尿所見の悪化,腎症状のいずれかの再現したものとし,再燃ももちろん含めているものとする.
先に筆者らは急性糸球体腎炎の遷延化の背景の検討を行い,感染の影響を述べた.また扁桃の病巣の検討も発表した.これらの成績とともに自験例を提示し,与えられた問題を考えたい.なお,ここでいう腎炎患者とは,急性糸球体腎炎の遷延例,遷延性(慢性)糸球体腎炎で,尿所見も軽く(尿蛋白0.5g/日,せいぜい1.0g以下,赤血球沈渣10〜20/HPF以下),尿所見以外臨床症状もなく,諸検査成績も正常範囲(大島のdormant stage,木下のsmoldering form1,2)に大体相当)のものとする.また,再発とは上記の尿所見の悪化,腎症状のいずれかの再現したものとし,再燃ももちろん含めているものとする.
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