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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻12号

1978年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 XII.感染症 1.最近の感染症とその治療

感染症原因菌の変遷と化学療法

著者: 清水喜八郎1

所属機関: 1東女医大第二病院内科

ページ範囲:P.2308 - P.2309

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はじめに
 感染症変貌の要因の1つは,原因菌種の変化である.その大きな要因としてあげられるのが化学療法である.診療各科領域における感染症原因菌の変遷は,1960年代の後半からグラム陰性桿菌が増加し,1970年代になり,その傾向がきわめてはっきりしてきている.
 この時期が,広域スペクトラムpenicillin剤,cephalosprin剤が一般に広く使用され始めた時期,およびその後かなり大量に使用されるようになってきたときである.つまり使用化学療法剤によって菌種に変貌がおこってきたのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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