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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集 XII.感染症 5.その他の感染症の治療
梅毒の治療方針と効果判定
著者: 岡本昭二1
所属機関: 1千葉大皮膚科
ページ範囲:P.2352 - P.2353
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伝染力の強い早期梅毒,すなわち第1期・第2期梅毒の症例は近年減少しているが,梅毒血清学的検査の成績のみが長期にわたって陽性反応の続く晩期潜伏梅毒の症例はなおかなりの数に達している.
梅毒の治療方針としては,体内に生存する病原体であるニコルス株トレポネーマ・パリズムを殺すことである.そのために使用される薬剤は,現在でもペニシリン系薬剤が第1にあげられている,したがって,梅毒の治療にはペニシリン系薬剤の内服ないし注射療法が第一選択剤である.この系列の薬剤が使用しえないときには,マクロライド系薬剤が梅毒の治療に用いられる.
伝染力の強い早期梅毒,すなわち第1期・第2期梅毒の症例は近年減少しているが,梅毒血清学的検査の成績のみが長期にわたって陽性反応の続く晩期潜伏梅毒の症例はなおかなりの数に達している.
梅毒の治療方針としては,体内に生存する病原体であるニコルス株トレポネーマ・パリズムを殺すことである.そのために使用される薬剤は,現在でもペニシリン系薬剤が第1にあげられている,したがって,梅毒の治療にはペニシリン系薬剤の内服ないし注射療法が第一選択剤である.この系列の薬剤が使用しえないときには,マクロライド系薬剤が梅毒の治療に用いられる.
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