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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻13号

1978年12月発行

今月の主題 リポ蛋白—最近の知識

リポ蛋白の代謝と役割

カイロマイクロン

著者: 丸浜喜亮1

所属機関: 1東北大第3内科

ページ範囲:P.2370 - P.2370

文献概要

 カイロマイクロンは食事性脂質(とくに長鎖脂酸トリグリセライド,一部コレステロールおよび燐脂質)を運搬する巨大なリポ蛋白(直径0.1〜1μ,分子量約4×1010)である.その主要な機能は,食事トリグリセライドを主として脂肪組織に転送することにある.カイロマイクロンは98%の脂質,2%の蛋白(アポB5〜20%,アポA-I痕跡,アポA-II痕跡,アポC-I15%,アポC-II15%,アポC-III 40%)からなり,トリグリセライドとコレステロールエステルがparticleの中心を占めるが,燐脂質,遊離コレステロールおよびアポ蛋白が表面をおおっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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