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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻13号

1978年12月発行

文献概要

今月の主題 リポ蛋白—最近の知識 高リポ蛋白血症

高LDL血症

著者: 中井継彦1

所属機関: 1金沢大第2内科

ページ範囲:P.2381 - P.2383

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はじめに
 低比重リポ蛋白(LDL,1.006<d<1.063g/ml)またはβリポ蛋白はリポ蛋白Bを最も多く含み,動脈硬化作用の強いリポ蛋白と考えられており,高LDL血症は臨床的に注目すべき高リポ蛋白血症である.リポ蛋白は分析方法(電気泳動法,超遠心法,免疫学的定量法など)により種々の名称で呼ばれており,各リポ蛋白はリポ蛋白の大きさや密度,電気的移動度などにおいてheterogenous,polydisperseであるため一部理解の仕方に混乱が認められる.筆者は本稿では,高LDL血症をWHO分類のIIa,IIb型高リポ蛋白血症としてとらえ概説する1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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