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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻13号

1978年12月発行

文献概要

今月の主題 リポ蛋白—最近の知識 リポ蛋白と動脈硬化をめぐって

リポ蛋白代謝と血液凝固

著者: 木畑正義1

所属機関: 1岡山大第2内科

ページ範囲:P.2420 - P.2421

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はじめに
 リポ蛋白代謝異常は動脈硬化に直接関与するが,各種の動脈硬化に血液凝固亢進が認められる.血液脂質の変化が凝固の各相,各因子に深く関連するとする成績は数多く報告されているが,リポ蛋白のレベルでの検討は十分ではないので,ここでは脂質が中心になることをお断りしたい.
 凝固亢進状態はBang1)によると,個々の凝固因子の1つ以上が正常値以上の高い活性を示すか,あるいは正常状態でみられない活性型の凝固因子が循環血中に存する場合としているが,本稿では凝固因子,線溶活性,血小板機能につき述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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