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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻13号

1978年12月発行

文献概要

演習・放射線診断学 シンチグラム読影のコツ・6

腫瘍シンチグラム(1)

著者: 彌富晃一1 木下文雄2 安藤裕3

所属機関: 1都立駒込病院放射線科 2都立大久保病院放射線科 3慶大放射線科

ページ範囲:P.2454 - P.2459

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はじめに
 腫瘍に選択的にRIを集め,これを体外から計測して悪性腫瘍を検出することができれば,患者の負担も少なくたいへん便利ですので,多くの研究がなされてきました.その成果の一つとして,腫瘍にRIを取り込ませ,これをシンチカメラまたはシンチスキャナーで撮像したものを腫瘍シンチグラムといいます.
 肝シンチグラム,膵シンチグラムなどはRIが正常な部分に取り込まれ,腫瘍には集積されませんので,病変は陰性像として表されますが,これに対し脳シンチグラム,骨シンチグラム,腫瘍シンチグラムは病変にRIが摂取された状態,すなわち陽性像を利用しています.一般に,陽性像は陰性像に比べて小さなものも描出することができます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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