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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻2号

1978年02月発行

今月の主題 急性期脳卒中の臨床

診断法

アミラーゼ・アイソザイム

著者: 大槻眞1

所属機関: 1神戸大・第2内科

ページ範囲:P.184 - P.186

文献概要

はじめに
 急性膵炎時に血清・尿中アミラーゼ活性が上昇することが報告されて以来,血清総アミラーゼ活性測定が膵疾患診断の有力な手段として用いられてきたが,アミラーゼ活性の変動は膵疾患に特異的なものではないことが知られるようになり,カラムクロマトグラフィーや電気泳動法を用いてアミラーゼをアイソザイムに分離し,個々のアイソザイムの起源臓器が検索され,疾患特異性のある変化を明らかにしようと種々の検討が行われてきた.
 一般臨床検査として行うには方法の簡便性,迅速性,分離度の優秀性と信頼性が問題となるが,これらを満足する方法として筆者らは,ポリアクリルアミドゲルを支持体とした薄層電気泳動法によるアミラーゼ・アイソザイムの解析を行ってきた1).ここでは,膵疾患診断におけるアミラーゼ・アイソザイムの有用性について,現在までの検討をまとめてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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