文献詳細
文献概要
今月の主題 急性期脳卒中の臨床 診断法
CTスキャンへの期待
著者: 草野正一1
所属機関: 1北里大放射線科
ページ範囲:P.193 - P.196
文献購入ページに移動北里大学病院でも,1976年9月から世界で最初に開発された全身用CT,ACTA 01002)の臨床応用を開始し,1年間に約1,800件の検査を行ってきた,この装置は,1回のスライスに要する時間が約6分と長いために,腹部の検査の場合には呼吸運動や腸蠕動運動などによって出現するmotion artifactでしばしば情報が制限された3).しかしながら,この問題もCT装置の急速な進歩によってすでに解決し,本邦でも数秒でスキャン可能な装置の臨床応用が,現在行われている.
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