icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina15巻2号

1978年02月発行

今月の主題 急性期脳卒中の臨床

診断法

EPCGの読影と病理との対比

著者: 大井至1

所属機関: 1東女医大消化器内科

ページ範囲:P.198 - P.199

文献概要

 膵管造影は膵管の形態を描写する検査であり,病変の局在性の表現に1つの重要な意義を持っている.膵管像にみられる閉塞,狭窄,拡張など個々の変化は必ずしも単一な病理学上の変化と対応するものではないが,これら膵管隊にみられる変化が具体的にどのような病理学的変化を意味しているかを知ることは,膵管像の読影を発展させる上で非常に重要である.
 しかし,膵管像と病理組織を1対1に対応させ,膵管像における変化の病理学的意味を検討するには,実際上多くの技術的困難があり,筆者らは,この点についてまだ十分な知識を持っていない.ここでは,EPCGによる膵管像を切除標本となるべく厳密に対応せしめた2〜3の症例を示すにとどめたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら