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演習・X線診断学 血管造影写真読影のコツ・14
頭部血管造影(2)—腫瘍内の循環の変化
著者: 志賀逸夫1
所属機関: 1慶大放射線診断部
ページ範囲:P.256 - P.263
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脳腫瘍の血管造影による診断は,腫瘍の循環の変化と,血管の偏位に基づく.腫瘍内の循環の変化には,種瘍内の血管の数・太さの変化と循環時間の変化とがあり,これらは病変の有無,部位および性質に関して,血管造影上最も有用な情報を与えてくれる.
本稿では代表的な脳腫瘍として,髄膜腫,神経膠腫および転移性脳腫瘍をとり上げ,これらの腫瘍の循環の変化について症例を呈示しながら解説する.
脳腫瘍の血管造影による診断は,腫瘍の循環の変化と,血管の偏位に基づく.腫瘍内の循環の変化には,種瘍内の血管の数・太さの変化と循環時間の変化とがあり,これらは病変の有無,部位および性質に関して,血管造影上最も有用な情報を与えてくれる.
本稿では代表的な脳腫瘍として,髄膜腫,神経膠腫および転移性脳腫瘍をとり上げ,これらの腫瘍の循環の変化について症例を呈示しながら解説する.
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