文献詳細
文献概要
今月の主題 胸痛の診かた・とらえかた 胸痛患者診かた—問診から身体所見まで
呼吸器疾患
著者: 佐竹辰夫1
所属機関: 1名大第2内科
ページ範囲:P.324 - P.325
文献購入ページに移動発生機序と基礎疾患
今まで疼痛は神経自由終末に生じた神経インパルスが上行性の経路を経て中枢に達し,覚認されるといわれてきた,しかし最近では情動や不安,それに対応する動作を起こすなどの一連の神経機構としてgate control systemとよばれる系が考えられており,また発痛物質としてセロトニン.アミン・ポリペプチドなどが注目されてきた.
胸痛は表在痛(胸壁由来)と深部痛(内臓由来)に大別されているが,主な罹患部位・疾患名,および青柳らのクリニックにおける発症率を示すと表のようである.また,内臓疾患由来の関連痛を示すと図のようである.
今まで疼痛は神経自由終末に生じた神経インパルスが上行性の経路を経て中枢に達し,覚認されるといわれてきた,しかし最近では情動や不安,それに対応する動作を起こすなどの一連の神経機構としてgate control systemとよばれる系が考えられており,また発痛物質としてセロトニン.アミン・ポリペプチドなどが注目されてきた.
胸痛は表在痛(胸壁由来)と深部痛(内臓由来)に大別されているが,主な罹患部位・疾患名,および青柳らのクリニックにおける発症率を示すと表のようである.また,内臓疾患由来の関連痛を示すと図のようである.
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